子どもを褒めるとナルシストになる?自己肯定感を高めたいのですが…
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登録する子どもの自己肯定感を高めたくて褒める子育てをしている。ナルシストにならないか心配。
ナルシストは自分のことが好きな人、自己肯定感が高い人は、自分の価値を自分で知っているということです。自己肯定感を高めるために褒めてもナルシストにはならないでしょう。とはいえ、たくさん褒めましょうと育児書などに書いてあり、たくさん褒めることでナルシストになってしまうのではと心配になりますよね。『ママ友ドクター® 』にしむらゆみ先生にお答えいただきました。
- Q褒めることでナルシストになるのでは・・・と気になります。自己肯定感が高いこととナルシストはどう違いますか?
- Aナルシストは自分のことが大好きな人。自己肯定感が高い人は自分の価値を知っていてる、みんなに認められていると実感を持っている人たちです。
自己肯定感が高い人は自分が頑張れば結果が出せる、人の役にも立てる、人に必要とされているという感覚を持っています。
ナルシストというのは周りはどうでもよくて自分だけ、自分が好き、自分はすごい。自分で自分を認めているような状態。
それでも悪くはないのですが、もしかしたら自己肯定感が保てない人が「周りが認めてくれなくても自分で認めて好きなんだ」という状況になっていくかもしれませんね。
自己肯定感を高めていくために親が褒めていこうという方法なので、ナルシストになるわけではないと思います。
にしむらゆみ
ママ友ドクター®にしむらゆみ 先生/小児科専門医/子どものこころ専門医/乳幼児メディアアドバイザー/子ども発達相談アカデミーVERY主宰
発達専門の小児科医、「ママ友ドクター®︎」の愛称でも人気の3児の母
重度の障害を持つ姉と育つ。周囲からの障害への理解や協力が得られず苦しんだ母を助けたいと医師を志す。
2011年から都内大学病院小児科勤務、発達外来を新設。
2020年、コロナ禍で気軽に相談できる場を失ったママたちのためにオンライン母子支援活動を開始。
ママ目線の医師としてYou TubeやSNSでも情報発信を行う。
ウェブセミナーやライブ配信の発達相談会、子育てイベントを定期的に開催。