食事椅子はいつから必要?
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登録する【専門家監修】管理栄養士、母子栄養指導士 シライカヨコ先生
子育てに関する質問に、管理栄養士、母子栄養指導士 シライカヨコ先生がお答えします。
- Q おすわりがまだ支えなしでは安定しないため、食事椅子をいつ導入したらいいか悩んでいます。
- A
生後7か月ということで、離乳食が始まっているという前提でお話させていただきますね。
授乳と食事の体制とは異なります。離乳初期(5~6か月)は縦抱きなどでたべさせてあげることも多いかと思います。
個人差はありますが、ちょうど7か月位ですと、しっかり座るというより手を前についてお座りなどの姿勢が多いのもこの頃の特徴です。
赤ちゃんは、まだまだ腹圧も弱く、体幹強度もまだ未熟です。また、頭が重いのでどうしても、コロンと回転したりたおれてしまうこともあるでしょう。 手足を日々動かしたりすることでバランスを覚えていきます。
食事の椅子に座る際にベルトなどの装着品を正しくつけて足がしっかりつける体制にしてあげることも大切です。足がつくことにより姿勢が安定し食べる際にあごや舌に力が入り やすくなり食べることにも集中できる環境をつくることができます。
離乳後期(9カ月~)1分以上しっかり座れるようになるのが食事椅子(ベビーチェア)使用のを目安のひとつです。食べるときに眠たくないか、おもちゃがあったり、テレビがついていないか食べることに集中できる環境をつくり、椅子に座らせてあげましょう。
さまざまな椅子がありますが、足が地面につかなくお尻がすっぽりとつつまれてしまうようなものより、ベビーチェアの様に足がしっかりとつく椅子タイプの方が、最初は難しくてもバランスをとることができるようになるのでおすすめですよ。
※本セミナーは2022年07月19日現在の情報を元に監修しております。
シライカヨコ
管理栄養士/母子栄養指導士/東京都保育士等キャリアアップ研修認定講師
管理栄養士として食品メーカーなどに20年携わったのち、自身の妊娠・出産などの経験を経て妊産婦〜学童期の食事についてを深く学び、現在の活動を開始。
妊産婦の食事や離乳食・幼児食について、行政・自治体・保育園・幼稚園の従事者への栄養指導及び講演、食育講演、保育園研修などで活躍。
講演の他にも執筆、商品開発、テレビ出演などのさまざまな実績を持つ。