母乳の栄養がなくなるって本当?専門家に聞いてみた | ベビケアプラスチャンネル

母乳の栄養がなくなるって本当?専門家に聞いてみた

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母乳の栄養はなくなると聞いたのですが、いつまで飲ませていいの?

母乳の成分は赤ちゃんの月齢に合わせて少しずつ変化しますが、1歳を過ぎても栄養がなくなることはありません。離乳食をしっかり食べているなら、そのまま母乳を飲ませて大丈夫。では、いつまで母乳をあげたらいいのでしょうか。また、栄養不足にならない?免疫はどうなる?なども心配ですよね。母乳の栄養について専門家より詳しく解説していただきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 
  
Q子どもは1歳すぎになります。離乳食もよく食べていますが、母乳もまだ飲んでいます。1歳をすぎても母乳を飲ませて良いことは知っているのですが、母乳の栄養はなくなると聞きました。これは本当ですか?それならやめた方がもっと離乳食を食べてくれるのかなと思っています。
A今も母乳を続けているのですね。離乳食もよく食べているのなら、そのまま母乳も飲ませて良いでしょう。WHO(世界保健機構)では2歳まで母乳を与えることを推進しています。
母乳の成分は赤ちゃんの成長に合わせて少しずつ変化していますが、1歳をすぎても栄養がなくなるということはありません。
母乳は最初に分泌する初乳から、徐々に成乳へと変わって行きます。その間の母乳は移行乳といいます。
母乳の栄養成分について出産後1か月から12か月まで分析した研究では、
タンパク質は
1~6か月で15ー35%減少する
糖質は
10か月まで一定、その後は上昇する
脂質は
月齢による変動はなし
カルシウムは
6か月以降、減少傾向になる
という結果となりました。
減少するものもありますが、上昇するものもあり、栄養が全くなくなるということはないのです。
また、成乳には免疫物質が含まれていないのでは?という質問もよくありますが、成乳にも免疫物質は含まれています!初乳と比較すると含まれる量は少ないですが、飲む母乳量が増えているので、成乳でもしっかりと免疫物質をもらうことができていますよ。安心して母乳を与えてくださいね♪

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