離乳食を完食後に泣く。食べすぎなのかどう見極めればいい?
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登録する離乳食を完食したのに欲しがって泣く…本当に足りないのか見極めるコツは?
完食したのにまだ欲しがるときは、しっかり噛んで食べることを意識してみるといいかもしれません。離乳食が足りないのかな?と思った時の対応について、管理栄養士、母子栄養指導士の木下麗子先生から回答をいただきました。
- Q離乳食を完食後にもっと欲しがって泣きます。お腹が空いていて本当に欲しいのか、十分な量なのに食べすぎようとしているのか見極めができません。見極めるコツはありますか?
- A大人でも赤ちゃんでも、しっかり顎を動かすという事は、満腹中枢が働いてお腹がいっぱいだなと感じる事に繋がります。
大人も早食いの方はたくさん食べ過ぎてしまい血糖値が上がったり、結果的に肥満になってまったりということが多くあります。
赤ちゃんはまだ顎を使ってモグモグするということが難しいので、物理的に胃袋がいっぱいになるとか、血糖値が上がってくるタイミングでお腹がいっぱいと感じるというのが現実です。
奥歯を使って噛むという行為は幼児食にならないと難しいのですが、柔らかいものでムニャムニャとお口を動かすことが結果的に筋力をたくさん使い、「疲れてきた、お腹がいっぱいかな」という感覚に繋がっていくかなと思います。
もしかしたらスプーンのアテンドのペースが早いのかもしれません。食欲のある赤ちゃんは「もっともっと欲しい!」とアピールしてくると思います。その様なアピールがみられてから、もう一口あげるというように、口に運ぶテンポをゆっくりしていただくのもおすすめです。
また、赤ちゃんは大人ほど一つのことに集中できません。十分食べたのにまだ欲しいと泣いた場合は遊びに切り替えていただくといいです。
遊びに切り替えた時にすぐに泣きが収まったというパターンは、おそらくお腹が満たされています。遊びに切り替えても、お外にお散歩したりしても泣いているようであれば本当にお腹が空いているのかもしれませんね。
木下麗子
管理栄養士/母子栄養指導士
自身の子どもの離乳食の経験をきっかけに、離乳食の進みと体の発達や動きについて意識するようになり、管理栄養士として栄養面という視点からのみならず、体作りについても学びを深める。
「0歳児の体づくりの大切さ」という視点から、子どもたちのココロとカラダを丈夫にする「家族の食卓」を提案する料理教室キッチンひろばChuraを主催し、料理教室やオンラインセミナー等で活動中。