怒られて笑うし、怒ってもわからないようで…叱り方が知りたい。 | ベビケアプラスチャンネル

怒られて笑うし、怒ってもわからないようで…叱り方が知りたい。

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叱り方がわかりません…怒られて笑うし、怒ってもわからないのでしょうか。

1歳くらいだと、怒っても面白い反応をしていると思っていて、まだよくわからないことがあります。とはいえ怒られても笑っている様子を見ているとママも少しモヤモヤしてしまうこともありますよね。今回は怒られている子どもが笑う理由と叱り方のコツを『ママ友ドクター®』小児発達の専門医のにしむらゆみ先生に解説いただきました。

 
  
Q1歳すぎの子どもがいます。ものを投げたりなど、よくないことをした時に叱っても、ニコニコして響いていないようです…。同じことも繰り返すので困っています。どうしたら良いのでしょうか?
  
Aやめてほしいことを繰り返されると困ってしまいますよね。それに、叱ってもニコニコされると「もうどうしたらいいの…」となりますよね。
では、それを繰り返す理由と、どのようしたら伝わるのかを考えてみましょう!
まず、赤ちゃんが繰り返す理由です。ものを投げたりするのは、赤ちゃんのとって遊びである可能性があります。これを投げたらどんな音がするんだろう、どんなふうに跳ね返るんだろう…といった興味からそのような行動をしていることがあります。
また、「ものを投げればママやパパが反応してくれる」ということをわかっていて、そういう行動をすることがあります。「ダメじゃない!」などといつもより声を大きくしたり、怒ったような顔をすると、赤ちゃんにとっては「怒られている」という認識ではなく、「面白い反応をしてくれた!」と思っている場合があるのです。
では、どのようにすれば赤ちゃんにも伝わるのでしょうか。しつけとは「ダメ」と叱ることだけではありません。ダメなことを伝えるだけではなく、「こうした方が良いよ」と教えてあげましょう。
そして伝えるときは”事務的に淡々と”するのが大切です。気持ちがカーッとなるときもありますが、そんなときは、できれば一呼吸置いてから淡々と伝えてみてくださいね。「これは投げません。優しくどうぞってします。」と伝えて、赤ちゃんの手をママやパパが持ちながらで良いのでどうぞの練習してみましょう。
そして、上手にできたらたっくさん褒めてあげましょう!赤ちゃんはママやパパの喜ぶ顔が見たいのです。叱るときは淡々と、褒めるときはめいいっぱいを意識しててくださいね♪  
 
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にしむらゆみ

ママ友ドクター®にしむらゆみ 先生/小児科専門医/子どものこころ専門医/乳幼児メディアアドバイザー/子ども発達相談アカデミーVERY主宰

発達専門の小児科医、「ママ友ドクター®︎」の愛称でも人気の3児の母
重度の障害を持つ姉と育つ。周囲からの障害への理解や協力が得られず苦しんだ母を助けたいと医師を志す。
2011年から都内大学病院小児科勤務、発達外来を新設。
2020年、コロナ禍で気軽に相談できる場を失ったママたちのためにオンライン母子支援活動を開始。
ママ目線の医師としてYou TubeやSNSでも情報発信を行う。
ウェブセミナーやライブ配信の発達相談会、子育てイベントを定期的に開催。

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