赤ちゃんの服装を見て、寒そう、風邪をひくと言われた…
赤ちゃんの服装が寒そうと言われた…厚着しないと風邪をひくの？
手足が少し冷たくても、機嫌が良くて、お腹や背中などが暖かければ大丈夫。とはいえ、赤ちゃん本人が暑がって脱いでしまっても、「風邪をひくよ」をはじめ「靴下履かせないの？」「寒そう」といった言葉をかけられることがありますよね。赤ちゃんが実際どう感じているのかや、服装が適切かどうかなどの見極めのポイントを助産師に解説していただきました。
- Q 子どもの服装についてよく「たくさん着せないと風邪を引く」や「手足が冷たくなるから靴下や手袋をはめないといけない」という話を聞くことがあります。でも着せると暑そうにしているし…結局どうするのが良いのでしょうか？
- A
こういった言葉を聞いたことあるママやパパも多いかもしれませんね。
確かに赤ちゃんは大人よりも体重と比較して体表面積が大きく、体温が環境温度に左右されやすくなっています。お風呂でのぼせやすかったり、直射日光やクーラーの風が当たる場所や窓の近くで寝かせるのを避けるのはこのためです。
昔の住宅では木造のものが多く冬になると家の中も冷えてしまい、環境温度に左右されやすい赤ちゃんは厚着をさせることが多かったのです。最近の家は密閉性も高く暖房をつければ暖かい状態を保ちやすくなったので、必ずしもたくさん服を着せなくても大丈夫。
赤ちゃんの体温は大人よりも高いので、厚着をさせると気づいたら汗をたくさんかいているなんてことも。大人と同じくらいの服装か、1枚少ないくらいでも赤ちゃんは快適だったりするのです。特に寝るときの温め過ぎは乳幼児突然死症候群のリスクもあるので注意しましょう。
手足が少し冷たくても、お腹や背中などの体幹がしっかり暖かければ大丈夫です。赤ちゃんが快適そうに機嫌良くすごしているかをみてあげてくださいね♪
