しつけって何?褒めると何がいいの?
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登録するしつけって何をするの?どうして褒める子育てがいいの?
褒めると自己肯定感がアップしますが、反対に叱ること、怒ることは自己肯定感が下がってしまいます。では自己肯定感が高いと何がいいのでしょうか。『ママ友ドクター®』として知られる小児発達の専門医のにしむらゆみ先生に、褒める子育てについて教えていただきました。
- Q同じ月齢のママ友と「そろそろしつけをする時期だよね」という話になりました。そもそも、しつけって何のために行うのか疑問です。今は「褒めて育てるのがいい」というのも聞いたのですが、なぜほめるのでしょうか?
- A褒めると自己肯定感がアップします。また褒められるということは蓄積されます。
反対にしかる・怒ることは自己肯定感が下がり、慣れが生じていきます。
自己肯定感というのは、自分はありのままでいいと受け止められる感情です。
自己肯定感が高いと、「自分が頑張れば結果が出せる、人の役にも立てる、人に必要とされている」というように自分の価値や力を信じることができ、自分を大切な存在だと思えるようになります。
そうなると、自分の意見を周りの人にしっかり伝えることができ健全な人間関係を築くことができます。また、失敗してもめげずに挑戦を重ねて成長できるようになります。
「褒めると良い」と言われる様になったのはここ最近のこと。これは、世界各国と比較して日本の子どもの自己肯定感が低いことが調査で分かったことも関係しています。
日本は謙遜する文化もあるので、褒めることをしてみようと思っても最初は難しく感じると思いますが、是非褒めることを意識しながらお子さまと関わってみてくださいね!
にしむらゆみ
ママ友ドクター®にしむらゆみ 先生/小児科専門医/子どものこころ専門医/乳幼児メディアアドバイザー/子ども発達相談アカデミーVERY主宰
発達専門の小児科医、「ママ友ドクター®︎」の愛称でも人気の3児の母
重度の障害を持つ姉と育つ。周囲からの障害への理解や協力が得られず苦しんだ母を助けたいと医師を志す。
2011年から都内大学病院小児科勤務、発達外来を新設。
2020年、コロナ禍で気軽に相談できる場を失ったママたちのためにオンライン母子支援活動を開始。
ママ目線の医師としてYou TubeやSNSでも情報発信を行う。
ウェブセミナーやライブ配信の発達相談会、子育てイベントを定期的に開催。