いないいないばあが好きなのはなぜ？
【専門家監修】助産師
子育てに関する質問に、助産師がお答えします。
- Q 前まで反応もイマイチだったのですが、最近いないいないばぁをすると声を出して喜んでいます。なぜ赤ちゃんはこの遊びが好きなのでしょうか？
- A
いないいないばぁは赤ちゃんの遊びとして有名ですよね。日本だけではなく世界中で行われる遊びです。
赤ちゃんがいないいないばぁを楽しいと思うのは記憶力の発達が関係しています。
生まれてすぐの赤ちゃんには記憶力があまりありません。「いないいない」で顔を隠していたことと、「ばぁ」で顔が出て来たことは、赤ちゃんの中で関連していないのです。
生後6か月頃からワーキングメモリ（作業記憶）が発達し始めます。それにより、もともとそこに物や顔があるということを記憶し、あったものが「いないいない」で隠れたことを認識します。そして「そこからまた出てくるのだろう」という期待を抱き、そのとおりのことが起こるので楽しいのです。
赤ちゃんの気持ちとしては「そこにあったものが見えなくなったぞ…！！きっとまた出てくるんだな…来るぞ来るぞ…出て来た～！」「そこにママがいたのに隠れたぞ…！！ママでてきたー！」という感じなのでしょう。
出て来たのが大好きなママやパパだとなおのこと嬉しい気持ちなのでしょうね。
このように赤ちゃんの遊びというのはその時の成長・発達により変わっていきます。
これからも様々な遊びを通して、赤ちゃんの成長を見守ってあげてくださいね♪
