おしゃぶりのメリットとデメリットって?
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登録する指しゃぶりの代わりにおしゃぶりは必要?メリットとデメリットが知りたい!
指しゃぶりは発達の上で大切な動作なので、代わりにおしゃぶりを使う必要はありません。ベビー用品コーナーで見るたびに悩むおしゃぶり。使い始める前に、おしゃぶりのメリットとデメリットについて改めて知ってみませんか?発達・関わりなどの観点から助産師におしゃぶりについて説明していただきました。
- Q 最近指しゃぶりをよくしているのですが、おしゃぶりを使ったほうが良いでしょうか?おしゃぶりを使うことで何か成長に影響はありますか?
- A
赤ちゃんは指をしゃぶったり手でつかんだものを口に持って行って舐める動作をよくしますが、これは成長・発達上大切なことなのです。
舐めることでその物の感触や温度、においや味などを確かめ学習しているのです。また、目で見たものを手に掴んでそれを口に運ぶという「目と手の協調運動」ができている成長の証です。
このように指しゃぶりは発達の上で大切な動作なので、代わりにおしゃぶりを使用する必要はありません。安心してくださいね。
おしゃぶりの使用を検討している場合は、メリットとデメリットを知っておきましょう。
メリットとしては、おしゃぶりを使うことで赤ちゃんが泣きやんだり落ち着いたりすることや入眠のサポートとなることがあります。物理的に口がふさがるので、鼻呼吸を促すことができるとも言われています。
デメリットとしては大きく3つあります。
まず、赤ちゃん・ママパパともにおしゃぶりを多用しやすいことです。おしゃぶりをすることで赤ちゃんは落ち着きます。そのため赤ちゃん自身もおしゃぶりを欲しがって泣いたり、入眠の時や夜目が覚めた時におしゃぶりを必要とする場合があります。
また、ママやパパもおしゃぶりをすれば赤ちゃんが泣きやんでくれることで、泣いたらすぐに与えてしまいやすくなります。赤ちゃんが泣いた時はすぐにおしゃぶりをするのではなく、なぜ泣いているのかを探ってみてくださいね。
次に、おしゃぶりを多用することで赤ちゃんの成長・発達に大切な機会が少なくなりやすいことです。手やものを口で舐めたりすることは赤ちゃんの成長・発達上大切なことです。また、言葉を話し始めるタイミングでおしゃぶりをしていると発語する機会が減ってしまうので注意しましょう。
最後に、歯並びや噛み合わせに影響があることです。歯科医などでは、歯並びの影響を考えて2歳までにおしゃぶりをやめるように言われることが多いようです。
おしゃぶりを使用すること自体が絶対にいけないということはありません。大切なのは、使用する目的やタイミングを考えて使っていくことです。ぜひ参考にしてみてくださいね♪